初デート。彼は開口一番にこう言った。
「本当は名前違うんです。」
オシャレでダンディな雰囲気が素敵だった
“超絶ヘビースモーカー”氏 との初デートのお話です。
彼はこんな人
ペアーズでは、アカウントの名前をイニシャルだったり、名前だけをカナ表記していたり様々で、彼は名前をカナ表記しているタイプでした。
正確な名前は忘れてしまったけど、ヒロシ、アキラ、シンジ、サトシ…そんな感じの。
仕事はベンチャーを立ち上げ貿易関係の仕事をしていて、忙しくバリバリの働き盛りという感じで、忙殺されながらも刺激的でパワフルな生活を送っているように見えました。
会うまでのメッセージ
ペアーズで連絡をやりとり始めてから会うまでの期間は、けっこうすぐでした。
初日にお互いどんな人間性か知るためにチャット状態でいろいろ質問しあったところ、波長が合って意気投合し、初デートまでは時間の問題という感じで。
彼のメッセージは、丁寧さとフランクさが程よいバランスでとてもいい心地だったのです♡
私の住んでいるエリアに昔彼も住んでいたということで、早速初デートの約束が決まり。
お店の予約をとってくれたりスムーズにリードしてくれて、プロフ画どおりのダンディズム♡
ちなみに当然ながらこのメッセージのやりとりの中でお互い「○○さん」と名前で呼び合っていて。「ヒロシさん」「えむさん」みたいな感じで。このときはあとであんな告白をされるとも知らずにね…w
初デート・一次会での告白
当日はドラマの撮影にも使われたという異様にギラギラしたデート感満載のお店集合。w
「こ、ここで…合ってるよね??汗」
まるでホストクラブにでも入るようにソワソワとお店にイン。
カウンターバーに座りこちらを振り向いた彼と初対面しました。
で。
「初めまして」と言ったところで
「本当は名前違うんです。」の告白が始まったわけです。
何度も名前を呼びかけるようにメッセージしていたので、会うまで黙っていたということは、偽名は確信犯っ!
まあね、ネット上の出会いという時点で、情報を100%鵜呑みにしてはいけないのも痛いほどわかっていたので、最初に謝ったということで、よしとしましたよ。
そのカミングアウトが終わると、普通に何事もなかったように会話は盛り上がり、今やっている仕事の魅力や、将来の夢などいろいろ語り合い、あっという間に時間がすぎてしまいました。
気づけば3、4時間経っていたので「帰りましょうか」と言ったら寂しそうな顔でこちらを見ていたので、二軒目、彼が住んでいた当時の行きつけのバーに行くことになりました。
ところが・・・
初デート・二次会の沈黙
素敵でしたよ、お店の雰囲気は。
でも、そこは喫煙者向けのバー。
店内はびっくりするほど煙で充満していました。
モックモク。
ゴホッゴホ。
私タバコ吸わないので、思いっきり受動喫煙です(=_=)
普通ここ選びますか??w
その煙のせいか、夜も更けたからか、わたしはなぜか別の人との過去に思いを馳せてしまい、遠くを見つめながら、この現実から少し脳内離脱してしまいました。そして、しばらくすると最後に彼は
「うん、だいたいわかった。」
と静かに呟き、二人はこの関係が次に進まないことを暗黙の了解で、頷きました。
初デート・帰り道
バーをあとにするとすでに深夜1時過ぎ。(初デートらしからぬw)
夜道だし私の家までは徒歩30分ほどだったので、酔い冷ましに散歩しながらテクテクと、また色々な話をしながら家の近くまで送ってくれました。
彼は別れ際もジェントルマンで「家の近くまでは行かないから、早めにストップかけてね」とか言いながら。
大通りでタクシーに乗り込む彼を見送ろうとしたら、「見送られるの好きじゃないから、先に行っちゃって」とこれまたオシャレなことを言う。
私は、そんな彼に少し後ろ髪を引かれつつ、横断歩道を渡ってあと少しの自宅に向かって歩き出しました。
その後
「とても楽しかった」とお礼のメッセージを送りあった私たちは、どちらからとも、2回目のデートの約束をすることなく終了。
何かが違えば進展したかもしれないけど、何かが動かなかった。
もう少しだったかもしれない。
恋愛というのは、あと一歩のところで尻込みしてしまうもので。
でも、それはそれでご縁がなかったのだと受け入れて、また新しい明日を生きていくのです♡
とても素敵な方だったけど、 健康第一で♡
今頃は、時代も変わったので電子タバコになってるかな?健康でいてほしいです☆
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